蒸留について
約10日間の発酵が終わると、今度は蒸留です。
京屋酒造が手がける本格焼酎は「単式蒸留機」というものを使用し、蒸留は1回のみです。そのため素材由来の味が豊かな焼酎ができます。
下の図1、図2が蒸留器です。図1が低温蒸留用、図2が高温蒸留用です。
蒸留器には小窓がついていて、もろみが対流している様子を見ることが可能です。(図3参照)
ちなみに焼酎用語では最初にでてくる雫を「初垂れ(ハナダレ)」その後のメインの蒸留エキスを「中垂れ(ナカダレ)」、最後の雫を「末垂れ(スエダレ)」といわれており、最初のハナダレが一番度数が高くなります。
図4はコルニッシュという名のボイラーで、長く使い込んでいるため、歴史を感じさせます。
最近のボイラーは、熱効率がよく水蒸気があまり発生しないものが多いようですが、京屋酒造ではあえて、昔ながらの水蒸気をたくさん発生させるボイラーを使用しています。